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【オリックス】「マモさんクリニック」本格開講 岸田護監督が山崎颯一郎の再生乗り出した

スポーツ報知 / 2024年11月7日 5時0分

岸田護監督(左)が見る中ネットスローをする山崎颯一郎(カメラ・谷口 健二)

 オリックス・岸田護監督(43)が高知秋季キャンプ2日目の6日、山崎颯一郎投手(26)の再生へ「マモさんクリニック」を本格開講した。ブルペンでの投球練習を見つめると、好調時のように軸足に重心が乗っていないことを指摘。「立ってみ?」と二人三脚でフォーム修正に乗り出した。

 「体が大きいし、手足も長い。みんなよりもズレが大きくなっていくので、そこを修正してというところですね」。今季は上半身の不調などでわずか7試合の登板。190センチの長身と負傷も重なり、シーズン中から「体のズレ」を気にかけていた。実際に立ち姿から投球フォームをチェック。始動時から軸足にため込むパワーが、打者側へ逃げていることを確認させた。

 10月に視察したフェニックス・リーグでは「颯一郎らしく投げられるようにしていきたい」と激励した。今回は熱の入った直接指導。自己最重量の98キロでセットアッパー返り咲きを目指す160キロ右腕も「力があるのに伝わっていない感じが、もどかしい。まずは見えるところからやっていきたい」と懸命だ。本来の姿を取り戻せば、リリーフ陣の柱になる一人。いくらでも刺激を入れる。(長田 亨)

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