1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

高山勝成、日本人初“世界5団体制覇”に挑戦 12・18フィリピンでJBC非公認のIBO王座決定戦出場

スポーツ報知 / 2024年11月8日 5時0分

所属する石田ジムで調整する高山勝成(カメラ・田村 龍一)

 プロボクシングのミニマム級(47・6キロ以下)で世界4団体王座を制覇した高山勝成(41)=石田=が、12月18日にフィリピン・ゼネラルサントス市で、日本人初“5団体制覇”に挑むことが7日、分かった。日本非公認の「IBO(国際ボクシング機構)」の世界同級王座決定戦で、無敗のカー・ルー(23)=オーストラリア=と対戦する。近日中にIBOから発表される見通し。この日、大阪・石田ジムで調整した高山はスポーツ報知の取材に応じ「IBOは日本で認められていないが、海外では立派な世界王座。全力で臨む」と意気込んだ。

 IBOは本部が米フロリダ。マイナー団体とされているが、過去にはスーパーライト級のマニー・パッキャオ(フィリピン)、ミドル級のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)ら名王者を輩出している。

 高山は日本ボクシングコミッション(JBC)が公認する世界主要4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)のベルトをすべて奪取した日本人初の選手。海外転戦中の13年3月には敵地メキシコで王者・マリオ・ロドリゲスを破り、当時日本非公認だったIBF王座を3度目の挑戦で奪取。JBCが同4月にIBF、WBOを公認する呼び水となった。WBO王者だった17年には王座を返上してアマに転向し、19年の東京五輪予選にも出場。前例のない挑戦を続けてきた。

 05年のWBCミニマム級での世界初奪取から足かけ20年。IBO王座という新たな標的へ向かって、パイオニアの挑戦は続く。

 両選手とも右構え。プロ通算成績は高山が34勝(12KO)9敗、ルーが7勝(3KO)。

 ◇高山のミニマム級世界主要4団体タイトル制覇

▽05年4月 WBC王座奪取(防衛0)

▽06年11月、WBA暫定王座獲得で2団体制覇(防衛0)

▽13年3月、IBF(当時、日本非公認)王座奪取で3団体制覇(防衛2)

▽14年12月、IBF王座再獲得&WBO王座獲得で日本人初の同一階級4団体制覇(IBFは防衛2、WBOは防衛戦せず返上)

▽16年8月、WBO王座再獲得(防衛戦せず返上)

 ◆高山 勝成(たかやま・かつなり)1983年5月12日、大阪市生まれ。41歳。2000年10月、17歳でプロデビュー。01年、ライトフライ級で全日本新人王獲得。ミニマム級で4団体制覇を経て17年4月、アマ転向。東京五輪出場は逃し、20年3月、プロライセンス再取得。21年5月、米国でWBO世界ライトフライ級王座挑戦も敗れる。身長158センチ、右ボクサーファイター。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください