【ソフトバンク】大西崇之氏らコーチ就任「中日では３年間（連続最下位）悔しいシーズン」細川氏と大越氏も

就任会見に臨んだ（右から）大越基４軍監督、細川亨３軍バッテリーコーチ、大西崇之１軍外野守備走塁兼作戦コーチ（カメラ・田中昌宏）

　ソフトバンクは８日、大西崇之１軍外野守備兼作戦コーチ（５３）＝前中日コーチ＝、細川亨３軍バッテリーコーチ（４４）＝前ロキテクノ富山コーチ＝、大越基４軍監督（５３）＝前早鞆高監督＝が就任したと発表した。背番号は、大西コーチが７９、細川コーチが８７、大越４軍監督が０１１。

　大西コーチは日本シリーズ第３戦をみずほペイペイで観戦していたことを明かした。「小久保監督に『一緒にやってくれないか』と言われた。中日では３年間（連続最下位と）悔しいシーズンを過ごした。強いチームに声をかけていただいて、もう一度、心に火をつけて『やってやろう』という気持ちになった」と語気を強めた。９日から福岡・筑後市のファーム施設で行われている野手の秋季キャンプに合流する。井出竜也前１軍外野守備走塁兼作戦コーチは、野手コーディネーターに就任した。

　細川コーチは「（打診に）二つ返事。９年ぶりにホークスのユニホームを着られるうれしさを感じている。社会人、独立リーグ（九州アジアリーグ・火の国）の経験も生きるのでは」と笑顔。吉鶴憲治前３軍バッテリーコーチは既に退団している。

　高校教諭から異例の“転職”となった大越４軍監督は「ホークスの選手生活は１１年。２１年ぶりに（みずほペイペイ）ドームに来た。ただうれしいだけではなく、選手の人生を背負う立場」と緊張気味に話した。斉藤和巳前４軍監督は３軍監督に配置転換される。