【エリザベス女王杯】G1&G2の数は意外と多い2200メートル戦 リピーター+血統で浮上するあの4歳馬
スポーツ報知 / 2024年11月8日 14時20分
芝に限って、2200メートルのG1とG2の数は、マイル(1600メートル)と2000メートルの次に多いことをご存じだろうか。クラシックディスタンスの2400メートルやスプリント戦の1200メートルよりも多いのだ。非根幹距離でG3も無く、ややマイナーな印象を受けるが、G1は宝塚記念とエリザベス女王杯と年2戦行われており、特に牝馬限定となるエリザベス女王杯は中距離以上に適性がある牝馬たちにとっては真のクイーン決定戦となる。
エリザベス女王杯の特徴の一つはリピーターが多いこと。86年以降の3着内114のうち37、3割超が2度以上馬券圏内に入っている。牝馬は一般的に早くから能力が開花するとされ、上位の能力を持つ馬は年齢的な衰えがなければ牝馬戦線では上位をキープし続けることが多いからだ。なかには3年連続で過去(京都競馬場開催のみ)に馬券圏内に入った馬もいる。
▽アドマイヤグルーヴ(03年1着、04年1着、05年3着)
▽スイープトウショウ(05年1着、06年2着、07年3着)
▽クロコスミア(17年2着、18年2着、19年2着)
この3頭の血統的な共通点は、3代内に欧州の芝2400メートルでG1勝ちした馬と米国のダートG1を勝利した馬を持つこと。牝馬の頂上決戦らしく、スピード、スタミナ、パワーを兼ね備えている血脈を持つ馬が強い。
今回のメンバーでは7頭(コンクシェル、レガレイラ、シンリョクカ、シンティレーション、サリエラ、ハーパー、ゴールドエクリプス)が該当するが、注目はハーパーだ。
父ハーツクライは前述のアドマイヤグルーヴとほぼ同じ血統構成。母系にシアトルスルー系、ミスタープロスペクター系を内包するのは19年&20年に連覇したラッキーライラックと同じ。祖母の父にミスタープロスペクター系を持っていたのは、ラヴズオンリーユー(19年3着&20年3着)、ミッキークイーン(16年3着&17年3着)、ラキシス(13年2着&14年1着)とエリザベス女王杯とは相性が良い血統構成だ。何よりも昨年3着に入ったリピーター。馬券に加えておきたい1頭だ。(編集委員・小松 雄大)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【エリザベス女王杯】G1屈指の“リピーター”が活躍するレースは22年2着、23年4着のライラックに注目
スポーツ報知 / 2024年11月8日 6時30分
-
【エリザベス女王杯】G1馬にひけを取らなかった末脚を再現すれば勝つかもしれない府中牝馬S2着馬
スポーツ報知 / 2024年11月5日 6時0分
-
【エリザベス女王杯】前走で昨年女王と同タイムの鬼脚 G1初挑戦の5歳馬に陣営が感じた変化
スポーツ報知 / 2024年11月4日 14時10分
-
【エリザベス女王杯・浅子の特注馬】2戦続けて2けた人気で激走中のシンティレーション G1でもあっと驚かせる存在に
スポーツ報知 / 2024年11月4日 10時30分
-
【エリザベス女王杯】1番人気は3歳レガレイラ予想も主役不在で大混戦 4歳上がり馬にもチャンスある
スポーツ報知 / 2024年11月4日 6時0分
ランキング
-
1照ノ富士が九州場所を休場、2場所連続…初日から横綱不在に
読売新聞 / 2024年11月8日 9時51分
-
2大谷翔平快挙でまた珍訴訟! 50号ボールに続いて今度は記念ベース“正当所有者”が出現
東スポWEB / 2024年11月8日 11時4分
-
3森保監督が捧げた“2分のメッセージ”に「涙腺崩壊」…元日本代表が号泣、J会場で感動の労い
FOOTBALL ZONE / 2024年11月8日 7時20分
-
4大谷翔平がフジテレビ取材陣を険しい表情で拒絶、元木大介氏の手招きに目も合わせず 新居報道以降も大谷の怒りを再燃させたフジテレビ
NEWSポストセブン / 2024年11月7日 7時15分
-
5<卓球>伊藤美誠が中国選手に完敗=中国ファン「こんなふうになるとは…」「今は美和と大藤沙月」
Record China / 2024年11月8日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください