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三浦佳生、初の100点超えでSP2位発進 表彰台へ「明日もプレスカンファレンスに生き残れるよう祈っています」

スポーツ報知 / 2024年11月8日 18時35分

ショートプログラムで演技をする三浦佳生(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 第1日(8日、東京・国立代々木競技場)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、GP第1戦スケートアメリカで3位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は、自身初の100点超えとなる102・96点をマーク。鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)に続く2位発進で「(100点は)ものすごく厚い壁で。99点は出るけど100点は超えることがなかった。超えられてよかった」と喜びを語った。

 冒頭の4回転サルコーー3回転トウループでGOE(出来映え点)3・05点を引き出すと、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。後半の4回転トウループも決め、完璧な演技を見せた。スピン、ステップもすべてレベル4でそろえて悲願の100点超え。「100点は全部の要素で決めるだけじゃなく、GOEも取っていかないと届かない。そこを鍵山選手やイリア(マリニン)選手のトップは積み重ねていく。自分は苦しめられていたけど、今日はそこがよかった」とうなずいた。

 3位には壷井達也(シスメックス)が自己ベストの85・02点でつけ、日本勢が1、2、3位発進。GPシリーズ第2戦のスケートカナダでは、女子が日本勢で表彰台を独占した。その“再現”が国内で期待される。左太ももに痛みを抱える中、抜群の勝負強さを見せた三浦は「SPで貯金は作れたと思うけど、油断すると痛い目を見る。今日は忘れて、フリーでベストパフォーマンスができるように。またこうして、明日も(上位3人による)プレスカンファレンスに生き残れるよう祈っています」と、笑いも誘いつつ気持ちを切り替えた。

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