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鍵山優真、今季世界2位105・70点で貫禄首位「五輪を思い出す調子の良さ」三浦佳生からお願い「流れ作って!」

スポーツ報知 / 2024年11月8日 19時49分

ショートプログラムで演技をする鍵山優真(カメラ・今成 良輔)

◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ 第4戦・NHK杯 第1日(8日、東京・国立代々木競技場)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、GP今季初戦を迎えた2022年北京五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が、105・70点で首位発進。今季世界2位の高得点で、大会連覇に好発進した。

 2本の4回転はいずれも加点3点以上が付く質の高さ。表現面でも観客を引き込み、演技を終えると響き渡る大歓声の中で、かみしめるようにガッツポーズした。

 「スタートポジションに入る前に、まず、自分が楽しんで滑る意識を持って、あとは日本の国旗や自分のバナーを振って下さる方も、拍手してくださる方もたくさんいて、その方たちへの感謝の思いを持ちながら滑ろうと思った。演技自体はすごく良かった」と胸を張った。

 自身の演技後に出番を迎えた三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)からは「流れを作って!」とお願いされ、「任せろ!」と返答。有言実行し、三浦も初の100点超えを果たした。

 7日の前日練習、8日朝の公式練習でも4回転が好調で、練習での手応えをそのまま本番でも発揮。「会場入ってからの練習は、五輪を思い出すような調子の良さ」と鍵山。フリーでも目標の200点超え、そして合計は300点超えを目指し「自分の目指しているスケートを最初から最後まで、滑り切るのが明日の目標。4回転フリップも含めてしっかり、安定した滑りができるように集中してやりたいと思う」と意気込んだ。

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