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【阪神】佐藤輝明きょう紅白戦で「1番・三塁」強打&俊足武器で“虎の大谷”誕生

スポーツ報知 / 2024年11月9日 5時0分

藤川球児監督(左)が見つめるなか、快音を響かせる佐藤輝明(カメラ・谷口 健二)

 阪神・佐藤輝明内野手(25)が9日の紅白戦(安芸)で紅組の「1番・三塁」でスタメン出場することが8日、決まった。公式戦で経験のない1番は2月の紅白戦以来で、当時は立候補制の志願。「一番回ってくる打者なので一番打てるように」。トップバッター起用に闘志を燃やした。

 今秋2度目の紅白戦。3日は藤川監督のメジャー流オーダーで「2番・三塁」で先発し、1安打1四球だった。小谷野打撃チーフコーチは1番起用を「総合的に考えて」と話すにとどめたが、藤本総合コーチは「打撃コーチが意図を持ってやっている」とニヤリ。かねて打順について小谷野コーチは「色々試しながら」と明かしており、数ある構想の一つだ。

 4年で84本塁打の長打力に加え、今季0盗塁ながら22年は11盗塁と足もある。近大時代は50メートル走6秒0の俊足も売りだった。50―50を達成し世界一を果たしたドジャース・大谷のような強打のトップバッター。“虎の大谷”誕生の夢も膨らむ。前指揮官の岡田氏も視察予定の一戦。絶好のアピールの機会だ。先発はルーキー・津田と育成右腕・マルティネスが務め、10月に加入した育成内野手・アルナエスも紅組の「9番・DH」でスタメン出場する。

 この日は打撃練習で51スイング中7発の佐藤輝。秋季キャンプのテーマ、センター返しを意識するかのように中堅から逆方向へ5本の放物線を描いた。「練習通り。やっていることができればいい」。鍛錬の秋、無限の可能性を模索していく。(直川響)

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