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ポスティングが認められた佐々木朗希は中4日のメジャーのローテに耐えられるのか? 球界のレジェンドOBは体力不安を懸念

スポーツ報知 / 2024年11月10日 5時5分

 先日、菅野が海外FA権を申請した時、俺はもろ手を挙げて賛成した。12年間で136勝。最多勝、最優秀防御率を4度も取った実績、チームにも多大な貢献をした。彼のメジャー移籍に異論を挟むヤツは誰もいないと思うよ。

 さて、佐々木朗はどうなんだろう。1軍での実働4年。通算29勝。フーン。それでメジャーへ行く? 球団もよくOKしたな。菅野のように自分の責任を全うして行くのなら、拍手で送られるけど、佐々木は4年間、チームの優勝に貢献できたのかね。そうか、ロッテは佐々木が入団してから一度も優勝していないか。

 160キロを超えるスピードボールが投げられる。フォークもスライダーも一流。完全試合もやった。潜在能力が抜きんでて高いことは、誰もが認めるところだ。

 しかしだ。佐々木は、規定投球回数に達したことが一度もない。年間を通して中6日で投げ続けたこともない。そんな投手が、中4日が当たり前の世界に入って行けるのか?

 そりゃあ、球界OBの1人としては頑張ってほしいさ。でも、フルシーズンを投げていない投手が、過酷なメジャーの環境に適応できるのか。俺は心配だ。あの山本由伸だって故障したんだよ。

 35歳の菅野の今季の登板数は24試合。23歳の佐々木は上体の不安があって2度抹消されたとはいえ、18試合の登板に終わっている。寂しくないか? 佐々木が野球人として最高の舞台に挑戦したいのなら、まずローテーションで投げ続ける体と肩を作るのが先決だと思うけどね。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

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