【福島記念】トップハンデで外から差し切ったアラタ重賞初制覇 大野拓弥騎手「偉かったです」

福島記念を制したアラタ（手前、カメラ・荒牧　徹）

◆第６０回福島記念・Ｇ３（１１月１０日、福島記念・芝２０００メートル、良）

　福島の名物ハンデ重賞に１６頭が出走し、大野拓弥騎手騎乗で７番人気のアラタ（牡７歳、美浦・和田勇介厩舎、父キングカメハメハ）が、５７・５キロのトップハンデで直線外から差し切りＶ。２６戦目で重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは２分０秒７。

　４連勝の勢いをもって挑んだ２１年の同レースは３着。２２年も３着で、今年は七夕賞７着以来、４か月ぶりのレースで初タイトルをゲットした。

　２着は６番人気のフェアエールング（丹内祐次騎手）、３着は３番人気のダンディズム（三浦皇成騎手）となった。

　大野拓弥騎手（アラタ＝１着）「トップハンデで外を回して強い競馬をしてくれた。過去２回（２１、２２年の福島記念）は、期待を裏切ったので、結果を出せて良かった。できればもっと前につけて先行したかったけど、ペースが速くてあの位置に。アラタ自身リズム良く走れて、外を上がっていくときの手応えも良かったので、安心して乗った。最後は後ろから何も来ないでくれと思って、偉かったです。福島では初めて重賞を勝てたのでうれしい。また福島で重賞を勝てるように頑張ります」