横浜FCが1年でJ1昇格できた裏側に最高のお手本の存在…今も健在“魔法の左足”を持つ男の力
スポーツ報知 / 2024年11月11日 6時35分
◆明治安田J2リーグ ▽最終節 山口0―0横浜FC(10日・みらスタ)
横浜FCが2季ぶりのJ1昇格を決めた。敵地で山口に0―0で引き分け勝ち点76とし、J1自動昇格圏の2位以内を確定させた。今季は四方田修平監督(51)が昨季から強みにしていた守備を武器に、リーグ最少失点(27点)を記録。昇格王手から2戦で7失点するなど3戦連続で足踏みしたが、チームの原点である堅守に立ち返り、3位・長崎の追い上げを振り切った。同チームのコーチである元日本代表の中村俊輔氏(46)は、現役時代の豊富な経験をチームに還元し昇格に貢献した。
試合終了の笛が鳴った瞬間、笑顔でJ1昇格の歓喜の輪に加わった。中村氏は22年に横浜FCで現役引退すると、23年にコーチに就任。練習では適切なタイミングで助言や声がけをする。左足で高精度のキックを操るDF福森は「俊さんの助言でバリエーションが増えた」と現役時にキックの名手だった同コーチの指導で磨きをかけ、リーグ最高の14アシストを記録。日本代表、海外クラブ、Jリーグで活躍した中村コーチは経験と言葉で選手を導いた。
最高手本 “魔法の左足”も健在だ。GK市川は週1回、中村氏のシュートを止める練習を行う。左足から繰り出される変幻自在のシュートを受け、守護神は「(動くのを)我慢できるようになった。俊さんのシュートは、最後まで見ていないと足首で(軌道を)変えられてしまうので」と成長を実感する。チームの練習に入ると、現役さながらのプレーも披露する天才レフティーの技術は最高の手本となった。
今季は、リーグの監督になるために必要なS級ライセンス取得にも励んでいる。「選手が『学べる』ような指導者になりたい。選手たちの人生でそういう人は必ずいる。その中の一人になりたい」と語る中村氏。現役時代と同様、指導者としてもまた一つ功績を積み上げた。(浅岡 諒祐)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
横浜FC 1年でJ1復帰 団結力が原動力!例年以上に選手の決起集会開催し一丸 クラブ記録の20戦不敗
スポニチアネックス / 2024年11月11日 4時31分
-
【横浜FC】福森晃斗、男泣き「ヨモさんのほっとした顔見られて良かった」
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年11月10日 21時40分
-
横浜FC DF福森晃斗語った「俊輔さんの極秘アドバイス」…今季加入のリーグ最多14アシスト J1昇格に貢献
スポーツ報知 / 2024年11月10日 21時16分
-
横浜FCが1年でJ1復帰! 山口とスコアレスドローも勝ち点1奪取で2位フィニッシュ
ゲキサカ / 2024年11月10日 16時37分
-
勝てばJ1昇格の首位・横浜FCが2連敗…リーグ最少失点の堅守崩壊となる4失点、岡山が昇格POに望みつなぐ
ゲキサカ / 2024年10月27日 20時19分
ランキング
-
1また明らかになった大谷翔平の驚愕数値「1.052」 わずか3人の偉業は「次元が違う」
Full-Count / 2024年11月12日 16時42分
-
2ゴールデン・グラブ賞でまたも「不可解な1票」…《賞の価値を貶める》と大炎上
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 18時41分
-
3大谷翔平にシルバースラッガー賞…ナ・リーグDH部門、ア・リーグ含め通算2年連続3度目
読売新聞 / 2024年11月13日 8時28分
-
4森保J 15日のインドネシア戦は《日本嫌い》明言する韓国人指揮官・申監督との「日韓対決番外編」にも注目
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月12日 21時12分
-
5【巨人】 現役続行目指す鈴木康平「まだ全然戦える」14日のトライアウト受験へ
スポーツ報知 / 2024年11月12日 22時1分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください