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阿部一二三 将来の海外開催に意欲「柔道大国のフランスでできれば」…阿部兄妹の冠大会で 小学生314人が参加

スポーツ報知 / 2024年11月10日 20時50分

兄妹の冠大会で出場選手と記念撮影する阿部詩(左)と兄の一二三(カメラ・林 直史)

 柔道男子66キロ級でパリ五輪で連覇を飾った阿部一二三、妹で東京五輪女子52キロ級金メダルの阿部詩(ともにパーク24)が企画した第2回「ABE CUP」が10日、横浜武道館で行われ、小学6年生を対象に314人が参加した。

 阿部兄妹の念願だった冠大会の開催は、昨年6月に兵庫・姫路市で第1回が実現した。パリ五輪を経ての第2回。前回を上回る参加者によって繰り広げられた熱戦を見守った一二三は「僕たちが小学6年生の頃より、技術力はすごく上がっている。6年生の頃の僕だったら、この大会で優勝できてない」と感嘆。詩も「私が小学生の時にはやったことがない捨て身技だったり、組手の技術も高くてびっくりした。勝ちたいと真剣に取り組んでいるまなざしに、私もまた頑張ろうと思った」と刺激を受けていた。

 2人は来年の第3回開催にも意欲を示した。詩は「まだ場所とかは全く決まってないけど、できる限り続けていきたい。柔道の素晴らしさを感じられる大会にしていきたい」。以前から将来的な海外開催の夢を語っていた一二三は「無限の可能性を秘めている大会にしたいなと思うので、自分たちが成長していくように、ABE CUPも一緒に成長していけたら。柔道大国のフランスでできればすごく楽しいと思うので、実現できるようにもっと頑張っていけたら」と目標を掲げた。

 阿部兄妹はともに3大会連続となる28年ロサンゼルス五輪を目指すことを決めている。詩は来年の世界選手権出場に向け、早ければ来年2~3月に実戦復帰する意向。一二三は今後の試合出場の計画について「いろいろと考えている」と明言を避けた。

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