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J2山形は3年連続J1昇格プレーオフ…ディサロ燦シルヴァーノと土居聖真がアベック弾…「何も変わることなく、僕らのサッカーをぶつけるだけ」

スポーツ報知 / 2024年11月11日 6時30分

前半31分に得点を決めた山形・土居(左)に駆け寄り笑顔をみせるディサロ

◆明治安田J2リーグ最終節 山形4―0千葉(10日・NDスタ)

 モンテディオ山形はFWディサロ燦(あきら)シルヴァーノ(28)とMF土居聖真(32)のアベック弾などで千葉に4―0で完勝し、9連勝締めで4位。3年連続のJ1昇格プレーオフ(PO)はホームで5位・岡山と対戦する。

 試合終了の笛をかき消すかのように、今季最多1万9316人が集まったスタジアムから歓声が湧き上がった。千葉に4発快勝でJ1昇格PO進出決定。第24節終了時13位からの“急上昇”に大きく貢献したのは、ともに途中加入のFWディサロとMF土居の2人だ。

 1―0の前半27分にPKを決め、これで14試合8得点のディサロは「PKはいつも練習している。問題なく蹴れた」と冷静に振り返った。土居は同31分に右足で今季5点目を決めて「パスを出した後、しっかりゴール前まで詰めていけたのが良かった」。2人がともにスタメン出場した8月3日の岡山戦以降、チームは12勝1分け1敗、32得点。高い決定力と技術を持つ2人が攻撃面に変化をつけ、勝ち点を積み上げてきた。

 「決めきるところ以外はいいものがあったと思うので、そこに少しアクセントを加えることはできたのかな」とディサロ。土居との関係についても「すごくうまい選手なので、僕が合わせてもらっているくらいの感じ。気持ち良くプレーさせてもらっています」と話した。攻撃の軸ができたことで両サイドや中盤も活性化し、9連勝中8戦が複数得点だ。

 3年連続のPO進出もホーム開催は初。岡山との一戦へ渡辺晋監督(51)は「ここから2つ勝ち抜かないと我々の目標には届かない」と意欲を燃やした。土居も「何も変わることなく、僕らのサッカーをぶつけるだけ」と決意十分。上昇曲線を描いて臨むPOも勝ち抜き、15年以来のJ1昇格まで一丸となって“ゼンシン”していく。(有吉 広紀)

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