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J2清水 3連勝締め MF原輝綺が決勝弾、新人GK猪越優惟がデビュー戦で完封…秋葉忠宏監督の続投も濃厚

スポーツ報知 / 2024年11月11日 6時48分

後半16分、決勝ゴールを決め、サポーターからのコールに耳を傾ける清水・原(左)

◆明治安田J2リーグ最終節 清水1-0熊本(10日・アイスタ)

 優勝を決めている清水エスパルスは熊本を1―0で下し、3連勝でシーズンを締めた。後半16分、MF原輝綺(26)が決勝弾。新人GK猪越優惟(23)がデビュー戦を完封で飾った。最終成績は26勝4分け8敗、勝ち点82。来季は続投が濃厚な秋葉忠宏監督(49)の下、3年ぶりJ1に挑む。

 王者らしい“エピローグ”だった。清水はシュート数5―14が示す通り、攻め込まれる時間帯も長かったが、全員で踏ん張って今季16度目の完封。秋葉監督は「勝負強さは素晴らしかった」とたたえた。

 副将がしぶとく決勝点をたたき出した。後半16分、右サイドでこぼれ球を拾った原がカットインから左足で弾丸ライナーの今季3号。「日々のシュート練習の成果」と胸を張った。守備でも奮闘した背番号70はお立ち台に呼ばれると「ほどよく飲んでいい週末にしたい」と美酒に酔うことを宣言してサポーターを笑わせた。

 この日は若手も複数出場。指揮官が「未来を見据えた中でガッカリ」と指摘したように、アピールに成功した選手は少なかったが、中大から加入1年目の猪越は安定したセービングを披露した。「権田さんを笑顔で送り出すために勝たないといけなかった」とデビュー戦を無失点で飾った。

 来季は3年ぶりJ1に挑む。関係者によるとクラブは秋葉監督の続投方針を固めているという。「J1でも王者のフットボールを目指していく」と指揮官。秋葉エスパルスはもっともっとたくましくなって“第2章”を迎える。

(武藤 瑞基)

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