ハリケーン被害のレイズ本拠地トロピカーナフィールドは来季使用できず マイナー施設で試合開催か
スポーツ報知 / 2024年11月13日 6時6分
タンパベイ・タイムズ電子版は12日(日本時間13日)、10月のハリケーン・ミルトンによって多大な被害を受けたレイズの本拠地トロピカーナフィールドの被害評価報告書が現地の市議会議員に提出された、と伝えた。
報告書によれば、スタジアムは推定5570万ドル(約86億円)の費用で2026年のシーズンに間に合うように改修される可能性があるという。同施設はクラブが新スタジアムの発表を望んでいる2028年シーズン前に取り壊される予定のため、実質的にわずか2年間の使用に対して市が費用を支払いたいかどうかはまだ不明だ。
建物自体は構造的に丈夫で主に屋根の一部を修理すれば稼働状態に戻る可能性があるという。フィールドに排水設備がないため、屋根の固定が必要。この地域の雨の頻度を考えると、屋根なしでプレーすることは難しいという。
レイズは少なくとも1年、場合によってはそれ以上ホームゲームをプレイできる場所を見つける必要がある。どこになるかについて明らかになっていないが、MLBのマンフレッド・コミッショナーはレイズにその地域に残留するよう奨励していると指摘している。その場合、フロリダ州クリアウォーターにあるフィリーズ傘下の1Aでの施設になる可能性があるという。
米大リーグは移転を決めたアスレチックスのラスベガスの新球場は2028年まで完成しないため、3年間ジャイアンツ3Aの本拠地であるカリフォルニア州サクラメントで本拠地試合を開催するのに次いで、シーズンで2球団がマイナー施設での本拠地試合開催の緊急事態になりそうだ。
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