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杉浦悠太「優勝だけを目指して」 ツアー史上初のアマとプロでの大会連覇から逆転賞金王へ

スポーツ報知 / 2024年11月13日 16時45分

4番、ティーショットを放つ杉浦悠太(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス プロアマ戦(13日、宮崎・フェニックスCC)

 前年覇者でツアー史上初のアマとプロでの2年連続優勝を狙う杉浦悠太(23)=フリー=が会場で会見に出席し、「この試合に早く行きたいなと思っていた。この大会は連覇自体が少ないと聞いているので、連覇したい」と意気込みを語った。4大メジャー覇者でもあるタイガー・ウッズ、ブルックス・ケプカ(ともに米国)らに続く大会史上6人目の連覇を目指す。

 アマチュアとして参戦した昨年とは、立場が大きく変わった。11日に宮崎空港に到着した際、歓迎セレモニーでブーゲンビリアのレイをかけてもらった。12日の前夜祭では、ディフェンディングチャンピオンとして登壇した。「すごく去年の優勝を思い出させてくれるイベントがたくさん。またここに戻ってこられてよかった」と感慨深げな表情を見せた。

 昨年の優勝直後にプロ転向を宣言した。この1年で飛距離は伸び、ショットの精度も向上した。「しっかり振って距離を合わせることができるようになった。緊張した時に大きい番手で合わせがちだったが、番手通りの飛距離をしっかり打っていくようなスイングができるようになった」と成長を実感。3週前に千葉で開催された米ツアー、ZOZOチャンピオンシップでは、日本勢最上位の6位と健闘した。

 現在の賞金ランクはトップの平田憲聖に約4700万円差の7位につけている。今大会を含む残り3試合はいずれも優勝賞金が4000万円の高額大会のため、逆転の可能性を十分に残す。「今年、賞金王を目指してやってきた。いい状態で残りの試合を迎えられるので、目指したい。この大会のイメージはすごくいいので、優勝だけを目指して。無謀なことはしたくないけど、できる限り攻めたい」。日本勢では尾崎将司以来2人目の連覇から、逆転キングへと加速する。(高木 恵)

 ◇過去の大会2連覇以上

 ・ラリー・マイズ(米国) 1989、90年

 ・尾崎将司 94、95、96年

 ・タイガー・ウッズ(米国) 2004、05年

 ・ルーク・ドナルド(英国) 12、13年

 ・ブルックス・ケプカ(米国) 16、17年

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