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【ソフトバンク】育成ドラフト2位・浜松商の曽布川ザイレンに、鷹の主砲・山川穂高の素質「近づけるように頑張る」

スポーツ報知 / 2024年11月13日 20時8分

ソフトバンクから育成ドラフト2位で指名を受けた曽布川ザイレン(中央、左は福山龍太郎アマスカウトチーフ、右は宮田善久スカウト)

 ソフトバンク育成ドラフト2位で指名を受けた浜松商の曽布川ザイレン内野手(18)が13日、静岡・浜松市の同校で指名あいさつを受け、仮契約を結んだ。

 高校通算29本塁打を誇る曽布川の指名あいさつで、ビックネームが飛び出した。持ち味を打撃力とする右打者に福山龍太郎アマスカウトチーフは「今年の高校生の中で、スイングスピードはトップレベル。いずれ不動の4番を打つ山川(穂高)のようになれば」と期待を寄せた。今季34本塁打、99打点で2冠を獲得、一塁手でゴールデン・グラブ賞にも輝いた“鷹の主砲”の名前を聞き曽布川は「近づけるように頑張ります」とはにかみながら、意欲を見せた。

 驚異のスイングスピードを持つ。今季のソフトバンクのチーム本塁打数は12球団トップの114だった。宮田善久スカウトは「1軍レベルの数値も出ている」とうなずいた。入学時からパワーヒッター。1年生秋に花咲徳栄(埼玉)との練習試合で、当時エースからバックスクリーン弾を放ち、3年春の地区予選・湖西戦では左越えに場外弾を放った。体格は180センチ、82キロとずっしりとしながらも50メートル走では6秒3と足も魅力の一つとする。

 「目立つのはあまり得意じゃない」とシャイな面を持つため、第一の目標は「支配下登録されて、ペイペイドームでプレーする」と控えめだった。だがホームランの話になると、「高校通算を超える本数を打っていきたい」と気合は十分。16強で終わった夏以降は、木製バットも取り入れている。全国的に無名だった男が、鷹の主砲へかけ上がる。

 ◆曽布川ザイレン(そぶかわ・ざいれん)2006年5月29日、浜松市生まれ。18歳。小学2年生から浅間野球スポーツ少年団で野球を始め、小学4年から雄踏野球スポーツ少年団でプレー。浜松市立雄踏中を経て浜松商に進学。守備位置は主に三塁手につくが、投手、遊撃手も可能。180センチ、82キロ。右投右打。家族は両親と兄。

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