【トライアウト】前巨人・加藤廉が持ち味発揮「一球で仕留められた」中越え二塁打で現役続行アピール

トライアウトで二塁打を放った加藤廉（カメラ・頓所美代子）

◆プロ野球１２球団合同トライアウト（１４日・ＺＯＺＯ）

　巨人から戦力外通告を受けた加藤廉内野手が、プロ野球１２球団合同トライアウトに参加した。シート打撃では４打席立ち、第１打席で前ソフトバンク・佐藤の初球を捉えて中堅手の頭上を大きく越える二塁打を放つなど１安打１四球と持ち味を発揮。「やっぱり積極的にいくのも持ち味だと思っているので、一球で仕留められたのは本当によかった。力強いバッティングが自分の持ち味なので、練習してきてよかった」と振り返った。

　加藤は東海大海洋から２０２０年の育成ドラフト１２位、全体で最後となる１２３番目に指名を受けて巨人に入団。今季はイースタン開幕から２軍戦での出場を重ね、開幕から１か月たった段階で打率３割８分５厘をマーク。それでも支配下昇格はつかめず、９月３０日に通告を受けていた。今後は現役続行を目指して他球団からのオファーを待つ。