【トライアウト】前巨人・笠島尚樹「携帯の通知音だけは鳴るように」２安打浴びるも現役続行へ力投

トライアウトに参加した笠島尚樹（カメラ・頓所美代子）

◆プロ野球１２球団合同トライアウト（１４日・ＺＯＺＯ）

　巨人から戦力外通告を受けた笠島尚樹投手がプロ野球１２球団合同トライアウトに参加した。

　シート打撃では前西武の鈴木、前ロッテの菅野と対戦。鈴木に中前打、菅野には右前打を許したが、右サイド気味から投げ込む直球は１４０キロ後半をマークし、１４０キロ台のカットボールにもキレがあった。「ボールはすごく良かった。結果はヒット２本でしたが、そこまで悲観するような感じではなかった」と振り返った。今後は現役続行を目指して他球団からのオファーを待つ意向で「携帯の通知音だけは鳴るようにしておきます」と語った。

　笠島は福井出身、地元・敦賀気比高から２０年育成ドラフト３位で巨人に入団した。今季は２軍戦の出場はなく、３軍戦で主に中継ぎとして２４試合に登板して４勝１敗、防御率２・１７をマークしていたが、９月３０日に戦力外通告を受けていた。