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【広島】ドラフト3位の最速149キロ右腕・岡本駿が仮契約「しっかり成績を残し、日本を背負う投手に」

スポーツ報知 / 2024年11月14日 18時17分

広島との仮契約を終えた甲南大・岡本駿

 広島は14日、兵庫・芦屋市内のホテルでドラフト3位指名の甲南大・岡本駿投手と入団交渉を行い、契約金5000万円、年俸1000万円で仮契約を結んだ。

 交渉を終えた岡本は、「入団するっていうのが、自分の中ではっきりしてきた。期待に応えられるような活躍をしたい」と力を込めた。

 徳島・城南高までは遊撃手で、大学から投手に転向した身長186センチの大型右腕。長身から投げ下ろす最速149キロの直球が最大の武器だが、元内野手としての強みを生かしたフィールディングやけん制にも自信を持つ。プロ入りに向けては、「肩を休ませず、しっかりブルペンで投げ込んでいく」と、引き続き自校グラウンドで調整を行う予定だ。

 チームでは12日、今季7勝を挙げた九里が海外FA(フリーエージェント)権の行使を表明。長年、先発ローテーションの一角としてチームを支えたタフネス右腕が流出となれば、戦力ダウンは必至だ。その中で、「空きがあれば、すぐに自分が入れるように」と岡本。20年の森下以来となる新人2ケタ勝利を「目標にしたい」と、1年目からのフル回転を誓った。

 また、ドラフト指名時に弟子入りを志願した同じ右腕の大瀬良と森下は、ともにプロで本塁打をマークするなど、打撃も良いことで有名だ。そんな中、高校時代に4番を務めた左打者の岡本は、「あまり引っ張ることなく、センター返しとか流し打ちが得意(なタイプ)」と自身の打撃スタイルを分析。だが、「少しでも打てるようなピッチャーになりたい。いつかホームランを打ちたい」と、ダイヤモンド一周へひそかに意気込んだ。

 「しっかり成績を残して、日本を背負うピッチャーに」と岡本。関西国際大出身の巨人・大勢に続く、阪神大学野球連盟からの侍ジャパン入りも目標に、プロの世界へと羽ばたく。

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