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【明日の金ロー】前作を見ておけば2倍楽しめること間違いなし「トップガン マーヴェリック」

スポーツ報知 / 2024年11月14日 21時0分

「マーヴェリック」として36年ぶりに戻って来たトム・クルーズ(C)2022 Paramount Pictures

 15日の金曜ロードショーは、放送枠を40分と大幅拡大して、トム・クルーズ主演の「トップガン・マーヴェリック」(2022年)が地上波初放送、本編ノーカットで登場。先週放送された「トップガン」(1986年)から36年ぶりの続編で話題となった同作は、世界中で大ヒットし、日本ではトムが出演する作品の中では歴代最高の興行収入を記録した。

 抜群の腕を持ちながら昇進を希望せず、海軍のテストパイロットを続けていたマーヴェリックはある日、かつて自らも学んだエリートパイロットの養成学校「トップガン」に呼び戻される。そこには、ある極秘任務を遂行する候補生12人が集まっていた。メンバーの中には、かつてのパートナーで訓練中の事故で命を落としたグースの息子・ルースターもいた。

 強じんな精神力と高等な飛行テクニックを要する極秘任務を成功させるため、候補生たちを鍛えるマーヴェリック。だが、候補生たちはなかなか課題をクリアすることができない。さらに、マーヴェリックは心を開かないルースターの扱いにも苦労していた。そんな中、かつての盟友・アイスマンと再会したマーヴェリックは気持ちを切り替え、訓練に戻るが―。

 36年ぶりの続編ということで前作を知らない世代も多いだろうが、本作単体でも上質なエンターテインメント作品となっていることは間違いない。そうでなければ、ここまでヒットすることはなかっただろう。ただ、前作を知ってから見ると”2倍楽しめる”のは確実。その意味で、金ローが2週連続で放送を決めたことには拍手を送りたい。

 候補生たちがマーヴェリックの素性を知らずに酒場で出会うところから、教官と生徒として顔を合わせる場面、ルースターがピアノを弾くシーンは、前作がよみがえってくる。ちょっとだけネタバレとなってしまうが、訓練の合間のひととき、アメフトで息抜きをするシーンは、「トップガン」でのビーチバレーを思い出し、思わずニヤけてしまうだろう(本作の方が、かなり筋肉をクローズアップしている気がするが)。

 また、本作では作戦遂行のために使用される機体はF/A―18スーパーホーネットとなっている。ただ、「『トップガン』といえばF―14トムキャットだろ!」という人も多いだろう。記者も初めて本作を見始めた時には、そう思った一人だった。ただ、ご心配なく。これ以上は言わないが、必ず満足できるはず。途中にヒントも隠されています。(高柳 哲人)

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