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竜王戦第4局、藤井聡太竜王の封じ手は△9八香成 V4王手へ巻き返しなるか

スポーツ報知 / 2024年11月16日 9時45分

竜王戦第4局2日目に臨む藤井聡太竜王(右)と挑戦者・佐々木勇気八段(左から2人目)。左は立会人の久保利明九段(日本将棋連盟提供)

 藤井聡太竜王=名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=に佐々木勇気八段が挑戦している将棋・第37期竜王戦七番勝負第4局は16日、2日目を迎え、大阪府茨木市の複合施設「おにクル」で15日から指し継がれた。

 後手・藤井が前日に封じた62手目は△9八香成で桂を狙ったが、佐々木は2分の考慮で▲3四歩と打ち、その後に銀を交換した。

 シリーズはこれまで藤井の〇●〇の2勝1敗で、4連覇への王手を目指す北摂決戦だが、角換わりで始まった1日目は先手・佐々木の研究手に考慮時間を多く費やし、2日目開始時で持ち時間(各8時間)の残りは佐々木5時間30分、藤井2時間53分と約2時間半の差が開いている。盤上も佐々木の積極的かつ素早い指し回しに苦戦中だ。

 対局場は、茨木市の民話にまつわる「鬼」が由来。終盤には勝負の鬼と化す藤井がどう反撃するか。タイスコアにしてタイトル初挑戦を三番勝負に変えたい佐々木が優勢を保てるか、注目される。夜には決着する見込み。

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