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札幌大ヴィスタ 守備第一で目指す念願の初勝利…サッカー皇后杯全日本女子選手権・17日開幕

スポーツ報知 / 2024年11月17日 6時30分

3年連続の皇后杯に向けて意気込む札幌大ヴィスタの選手たち

 サッカーの皇后杯全日本女子選手権は17日、福井県などで開幕。3年連続3度目出場となる道代表の札幌大ヴィスタは、24日の2回戦で21年度4強の日テレ・東京メニーナと対戦する。道リーグ9試合35得点の攻撃力が持ち味も、目標の初勝利へ守備第一の戦いから好機を伺っていく。

 初出場の2年前は0―6、昨年は0―7と、全国の壁を味わってきた。“三度目の正直”へ、氏家新司監督(41)とMF玉川実奈主将(4年)が話し合い、守備的戦術で臨むことを決めた。指揮官は「前から行くことを本当はやりたいが、相手は格上。少しでも勝機を見出すために」と何より欲しい白星へ、守りを最優先させる。

 道内とは異なる戦いとなるが、意思統一はできている。今季の道リーグで最多の10得点を挙げた嘉数クレア姫麗(4年)は、本来のFWから位置を下げて本番に挑むが「まずは1勝したいので。我慢して我慢して、粘り強く泥くさくやって、一発に懸けたい」とイメージした。強豪私立高の男子やOB、OGらと実戦を重ね、速さや強い当たりへの対策は講じてきた。氏家監督が「どこまでやれるか楽しみ」と臨む今回、確かな爪痕を残しにいく。(砂田 秀人)

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