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【オリックス】育成1位の大院大高・今坂幸暉が仮契約「トリプルスリー目指して」大先輩・江夏豊氏の背中追う

スポーツ報知 / 2024年11月17日 13時28分

仮契約を終えたオリックス育成1位の大院大高・今坂幸暉と担当の谷口スカウト

 オリックスに育成ドラフト1位で指名された大院大高の今坂幸暉内野手(18)が17日、大阪市内で仮契約を結んだ。支度金300万円、年俸240万円(金額は推定)。チームは紅林弘太郎や、昨年ドラフト1位の横山聖哉ら、若手内野手が多い中、1年目での支配下登録を掲げた今坂は「1軍の選手より全てで技術が上じゃないと出られないので、しっかり磨いていきたい。ショートでトリプルスリーを目指していきたい」と意気込んだ。

 今坂は、走攻守3拍子そろった遊撃手として、下級生から主力として活躍。3年春の大阪府大会では、2009年夏の大阪大会で優勝したPL学園以来となる、同一大会で履正社と大阪桐蔭を破って初優勝を果たし、注目を集めた。ドラフト会議当日は育成指名に入団へ迷いも見せていたが、周囲の後押しもあり入団を決意。牧田編成部副部長は「彼にしかできなパフォーマンス、視野の広さや試合展開を変えるような言葉を彼は発することができる。時間をかけて適性を見抜いていこうと思うが、ショートをやりたいと言えばショートで勝負させたい。“第2の紅林弘太郎”が誰がなるのか。横山がなるのか、宜保が復活して取るかもしれないし、太田椋が二遊間に入ってくるかもしれないし、いい競争ができる一人のピースになったという思い」と話した。

 大院大高は阪神のレジェンド・江夏豊氏の母校。「江夏さんは、大阪学院高校では一番有名な方。(偉大なOBに)並べるような、追い越せるような選手になりたいと思っている」と今坂。大先輩の背中を追い、最速での支配下、将来的な日本代表入りも目指し、プロの世界を戦う。

 背番号は、29日の新人入団発表記者会見で発表される。

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