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豊昇龍は連敗せず ”盟友“の欧勝馬を一蹴で1敗ターン 「稽古場からやってきた相手。集中してやれた」首位も並走

スポーツ報知 / 2024年11月17日 20時5分

欧勝馬(手前)を上手投げで下した豊昇龍(カメラ・池内 雅彦)

◆大相撲 ▽九州場所8日目(17日・福岡国際センター)

 大関・豊昇龍(立浪)は連敗しなかった。西前頭4枚目・欧勝馬(鳴戸)を相手に左を差すと、すかさずつかんだ右上手で豪快に裏返した。「まわしを取りにきたので、相手のはたきも考えながら相撲を取った」と振り返った。

 7日目に阿炎に敗れて初黒星。「今日のことしか考えていなかった」とショックを引きずらず、2015年春にモンゴルから同じ飛行機で来日した“盟友”を一蹴した。結びで相対したことに「うれしい」とする一方で「意識はない。巡業などの稽古場からお互いやってきて相手なので、集中してやれた」と冷静に話した。

 8日目を1敗で折り返すのは、昨年秋場所で新大関となってから最もいい成績だ。大関としての初優勝に向け、トップタイを走る、。「いい感じです。一日一日集中してやりたいと思います」と一戦必勝を掲げた。幕内後半戦の九重審判長(元大関・千代大海)は「上手の取り方も良かったしタイミングもバッチリ。立ち合いは遅れたが、力の差があるとわかっているかのように慌てることはなかった。安定感もある。思い切りの良さもあった」と評価していた。

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