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帝京大、青木惠斗主将は背中でみせる「苦しくなったら、僕を見ろ」 全勝の明大に快勝、学生王者が仕切り直しの1勝

スポーツ報知 / 2024年11月18日 0時16分

関東大学ラグビー対抗戦の明大戦に臨む帝京大・青木惠斗主将(右)

◆ラグビー▽関東大学対抗戦 帝京大―明大(17日、秩父宮ラグビー場)

 対抗戦3連覇中の帝京大は、ここまで全勝の明大に48―28で勝利。前半だけで5トライを奪う猛攻を見せ、3日の早大戦(17●48)から連敗阻止。フランカーの青木惠斗主将(4年)は「今日の試合は、2週間準備してきたことを出せた結果勝利をつかめた。うれしい」とうなずいた。

 14―0の前半22分、敵陣右サイド22メートルライン付近のスクラムを起点に、青木が突進してチーム3連続トライ。前半終了間際にも得点し、この日2トライと気を吐いた。早大に完敗し、連勝が34で止まって迎えた仕切り直しの一戦。青木は「前回はああいう結果になり、15人が下を向いたり、仲間に申し訳ないプレーをしてしまった。今日の試合は、帝京のプライドを持ってタフに動き続けようと言っていた」と振り返った。

 対抗戦4連覇の可能性を残した学生王者。「僕の強みは、フィールドで引っ張ること」と、青木は背中でみせた。「しんどくなったら『僕を見ろ』と言っていた」。80分間グラウンドに立ち続け、フィフティーンをプレーで鼓舞。相馬朋和監督も「仲間は勇気づけられた」と、背中の大きさに感嘆した。今季敗れはしたが、それも大学選手権に向けた糧となる。青木は「ミスを修正して、レベルアップして、選手権の決勝に向けて準備していきたい」と、一層表情を引き締めた。

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