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イチロー氏が米殿堂入り候補28人に選出 資格初年度での日本人初&史上2人目の満票に期待

スポーツ報知 / 2024年11月19日 6時50分

イチロー氏

 米野球殿堂は18日(日本時間19日)、今年の殿堂入り候補者28人を発表。マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が名を連ねた。投票の結果は来年1月21日(同22日)に発表される予定だ。

 2001年にメジャーデビューしたイチロー氏は同年に242安打を放ち、史上2人目のMVPと新人王のダブル受賞。04年にはメジャー史上最多の年間262安打をマークした。10年連続200安打&打率3割など、通算3089安打(日米通算4367安打)の安打製造機は日本人初となる米殿堂入りと、史上2人目の満票選出に大きな期待がかかる。

 野手の殿堂入り条件は3000安打や500本塁打とされ、イチロー氏がベルトレ氏、マウアー氏に次ぐ資格初年度殿堂入りすることは確実視されている。過去に満票で選出されたのは歴代最多652セーブで19年に選ばれたM・リベラ氏のみ。野手の最高得票率はヤンキースで3465安打し、5度の世界一に貢献したD・ジーター氏(20年)で、満票に1票足りない99・7%。どこまで迫るのかが注目される中、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」はこの日、「イチローが満場一致で選ばれないわけがない」「史上最高の圧勝が確実視」などと報道。マリナーズは球団公式Xに「他に類を見ないキャリア」と題し、功績をたたえる4分15秒の動画を公開した。

 なお、これまで日本人選手で米殿堂の候補になった野茂英雄氏は6票、松井秀喜氏は4票と約1%の得票率に終わっている。また、イチロー氏の他には通算251勝のCC・サバシア氏らがこの日初めて投票対象として加わった。

 ◆米国野球殿堂 米競技者部門は全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍する会員が成績などを考慮して投票。75%以上の得票が必要となる。選考期間は10年間で、得票率が5%に満たなければ翌年の対象から外される。会員投票と別に、選考委員が時代別に功績を残した選手らを選ぶ方式もある。メジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した選手が対象。

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