尊富士が勝ち越し ２敗を守り春場所の新入幕優勝の再現期待も「自分の相撲を取るだけ」

尊富士（左）が明生を攻め、押し倒しで破る（カメラ・豊田　秀一）

◆大相撲九州場所１０日目（１９日・福岡国際センター）

　西前頭１６枚目・尊富士（伊勢ケ浜）は、西前頭１１枚目・明生（立浪）を押し倒し、勝ち越した。尊富士は終始、押し続け、明生を圧倒した。「ひとつでも多く自分の相撲を取ろうと、土俵に上がっています」と２敗を守り、新入幕優勝を果たした春場所の再現の期待も高まるが「僕が考えることじゃなくて、自分の相撲を取って、お客さんを喜ばすだけ」。