年俸倍増も「再来年の納税に備えてびた一文使わないです」巨人・オコエ瑠偉、金欲封印

会見で笑顔を見せるオコエ瑠偉（カメラ・宮崎　亮太）

　表情は緩んでも、財布のひもは緩まなかった。プロ８年目で自己最多６８試合に出場したオコエは、年俸も倍増でキャリアハイとなる２４００万円でサイン（金額は推定）。だが使い道について聞かれると「今はいろんな税金がありますし、物価も高いので…。ちゃんと再来年の納税に備えて、びた一文使わないです」と金欲を封印。「１年目にもらった契約金（８０００万円）が１番でかかったので。プライベートでも自覚を持って過ごしたい」と言い切った。

　実際、今オフはお金を使う暇がないほど野球に打ち込むつもりだ。今季は後半戦に出場機会が増え、打率２割６分１厘、３本塁打、１３打点を記録。さらに成長するため、自主トレは２年連続で坂本に弟子入りした。「補強とか色んな話はありますし、ジャイアンツは競争が激しい。活躍しないと１軍に居続けることはできない」と浮ついた様子ゼロ。成長速度を緩めず、自己最高を更新していく。