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比江島慎、18得点躍動「自分はプレーで引っ張るタイプ」 “代表ラスト”に惜しむ声「まだ必要」 渡辺雄太も比江島ユニで会場へ

スポーツ報知 / 2024年11月21日 21時16分

第2Q、攻め込む比江島慎 (カメラ・佐々木 清勝)

◆バスケットボール男子 ▽2025年アジア杯予選 日本―モンゴル(21日、日環アリーナ栃木)

 世界ランク21位の日本は、同108位のモンゴルに93―75で勝利。トム・ホーバス監督の続投決定後、再スタートの“初陣”を、白星で飾った。五輪2大会に出場した最年長34歳・比江島慎(宇都宮)は、主将としてチームを引っ張り18得点。場内インタビューで「五輪が終わって新たな一歩。しっかり勝ちきることができてよかった」と語り、歓声を浴びた。

 比江島はモンゴル戦と24日のアウェー・グアム戦が自身にとって最後の代表戦になる可能性を示唆しており、このモンゴル戦は国内での代表戦ラストマッチ。「みんながいい雰囲気を作ってくれて、自分はプレーで引っ張るタイプだと思っているので。今日はそれができてよかった」と、主将としてチームを背中で引っ張った。

 比江島は「理想は点を取りたい」と語っていた宣言通り、ステップバックのスリーポイントでチーム最初の得点を挙げると、勢いに乗り得点を量産。速攻からドライブに持ち込み、ファウルを受けるとコート上に倒れ、しばらく動かず。駆け寄ってきた吉井裕鷹(三遠)に“心臓マッサージ”を受けるなど、変わらず後輩からも愛されるさまシーンもあった。またこの日は、足首負傷中の渡辺雄太(千葉J)が比江島のユニホームを着て会場に姿を見せた。

 Xには、比江島の「代表引退」がトレンド入り。「まだまだ代表引退なんかできないでしょ」「普通にまだ必要」「やめてよ~!」「寂しい限り」など悲しむファンの声であふれた。比江島にとっては“ホーム”での一戦に「僕にとっては特別な場所。力に変えて、いいプレーができた」と、声援に感謝した。

 トム・ホーバス監督は20日の前日練習後、比江島がこの2連戦で代表を最後にする考えを持っていることをについて言及。「まこ(比江島)とは長い間、一緒にやった。まこが決めたことなら、残念ですけど、まこをリスペクトする」と選手の考えを尊重することを強調し、「彼は今、すごい頑張っている。(比江島の)ホームのファンの前でいいバスケがやりたいと思う」とコメントしていた。次戦は24日のグアム戦。比江島は「皆さんの応援のおかげで無事、キャプテンとしても勝つことができた。また試合が続くので、引き続き応援をよろしくお願いします」と力強く語った。

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