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アマ10冠・今永虎雅が打撃戦を制し優勝 ライト級トーナメントで斉藤陽二に3―0判定勝ち

スポーツ報知 / 2024年11月21日 21時40分

3-0判定勝利の今永虎雅(右)。右ジャブをヒットさせる (カメラ・堺 恒志

◆プロボクシング「フェニックスバトル125」▽アジア最強ライト級(61・2キロ以下)トーナメント決勝8回戦 ○今永虎雅(判 定)斉藤陽二●(21日、東京・後楽園ホール)

 無敗の日本ライト級6位・今永虎雅(25)=大橋=が壮絶な打撃戦を制し優勝を飾った。日本同級4位・斉藤陽二(29)=角海老宝石=との決勝戦は、開始から今永が鋭い右ジャブを放ち試合を優位に進める。2回には斉藤の左耳がパンチで大きく切れて流血戦に。続く3回に今永がダウンを奪うが、斉藤も気持ちを前面に押し出し応戦。接近して連打する斉藤のパンチがヒットする場面も見られ、最終8回まで激しくパンチを交換する展開となった。

 3―0の判定でトーナメントの頂点に立った今永は「めちゃくちゃホッとしてます。斉藤選手は打たれ強かったし、気持ちが強かった。こんなにパンチをまとにもらったのも初めて」。それでもポイントでは一人のジャッジがフルマークをつけるなど、主導権は最後まで渡さなかった。

 史上初の高校8冠などアマ10冠を手土産に一昨年6月にプロデビュー。切れ味抜群のパンチを武器に7戦全勝を誇る。近い将来のチャンピオン候補だ。今回のトーナメントの優勝賞金は500万円。使いみちは「アメリカに合宿に行って強豪とのスパーをしたい」と試合前に口にしていたが、勝利者インタビューでは「優勝すればその費用は大橋会長が出してくれるといったので」と笑みを浮かべる。そして最後は「まだまだ実力不足。早くタイトルができるようにもっと上を目指したい」とホープは締めくくった。

 戦績は今永が7戦全勝(5KO)、斉藤は8勝(8KO)4敗2分け。

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