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J1札幌 DF高尾瑠がラスト2戦へ回復順調…けがに泣かされたシーズン「最後はチームの力になれたら」

スポーツ報知 / 2024年11月22日 6時0分

ピッチの横でパス練習する札幌・高尾瑠(カメラ・砂田 秀人)

 J1北海道コンサドーレ札幌DF高尾瑠(28)が、ラスト2戦での復帰へピッチを上げていく。3日のホーム・C大阪戦(1△1)で右太もも内側を肉離れし、別メニューとなっている高尾が、21日は宮の沢で1時間半近く、汗を流した。「だいぶ良くなってきた。キックはもう少しの感じだが、走っている分には大丈夫」と順調に回復している。

 負傷した箇所は内出血が多かったため、前節9日の湘南戦はメンバー入りできなかった。札幌で映像を見た同戦は1―1の引き分け。「望みをつなげてくれて良かった」と残留の可能性を残してくれた仲間へ、感謝の気持ちを強く持つ。今度は自らの力で貢献すべく、「(12月1日の)広島戦には間に合いたいという思い」と週明けから全体練習に合流し、アピールしていく。

 今季加入し、後半戦はセンターバック右の定位置を確保してきた。しかし左腸脛(ちょうけい)じん帯炎で開幕は間に合わず、シーズン中も右太もも裏肉離れなどがあり、出場は23試合。「けがで始まって、最近もけがが重なっているので。最後はチームの力になれたら」と決意を口にした。連勝しなければ他の結果に関係なく、J2降格となる残り2試合。奇跡の逆転劇へ、高尾もその一員に名乗りを上げた。(砂田 秀人)

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