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大関・豊昇龍が土俵際の大逆転で1敗死守 八角理事長も評価「攻めているから残れる。いいところが出た」

スポーツ報知 / 2024年11月22日 19時52分

1敗を守った豊昇龍が支度部屋で笑顔を見せる

◆大相撲 ▽九州場所13日目(22日・福岡国際センター)

 大関・豊昇龍(立浪)は土俵際の驚異の粘りで白星をもぎ取った。立ち合いの強烈な右ののど輪で192センチ、182キロの大の里(二所ノ関)をのけぞらせたが、逆にのど輪で押し返されて圧力に後退。徳俵に足が掛かり勝負が決まったかに思えた瞬間、相手の右腕をたぐるようにして体を引きずり込み、先に土俵下に追いやった。大逆転のとったりに「動きは悪くなかった。押して押してそのままいきたかった。何より勝ってよかった」と、厳しい表情で振り返った。

 大関昇進後では最多となる12勝目を挙げ、優勝争いでも1敗で並ぶ大関・琴桜(佐渡ケ嶽)と先頭を走る。昨年名古屋場所以来、2度目の賜杯へ向けては「特に意識はしていない。しっかりその日の相撲を考えていければ。(優勝は)結果としてついてくればいい」と集中を崩さない。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「攻めているから残れる。真っ直ぐ当たって押そうという気持ちがある。豊昇龍のいいところが出た」と評価した。

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