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元宝塚雪組トップスター杜けあき、33年ぶりの大石内蔵助…来年3月・朗読劇「忠臣蔵」

スポーツ報知 / 2024年11月25日 10時0分

33年ぶりに大石内蔵助を朗読劇で演じる杜けあき(カメラ・岡野 将大)

 元雪組トップスターで女優の杜けあきが、来年3月に上演される朗読劇「忠臣蔵」(東京・よみうり大手町ホールで21~23日、荻田浩一演出)で再び大石内蔵助を演じる。92年に杜の退団公演として、また旧宝塚大劇場閉場前のラストを飾った演目として、いまも語り継がれる。

 「感謝しかないですね。32年もたってまた巡り合って演じられる喜び。自分の細胞に演じた役はちゃんと体に残っていますからね」と杜。「当時の青春、キラキラした時をご覧になる方と一緒に取り戻す時間に。私たちにとってもOG公演の可能性が広がるものになれば」と話す。

 名演出家として知られた柴田侑宏氏(19年没、享年87)から内蔵助を託された杜は当時、十分それに応えた。「もはや、これで思い残すことはござらん」の名ゼリフも生まれた。自身と劇場、“Wのさよなら”の重責を背負っていたが「『終わり』を、始まりでもあると受け止めて。劇場も生まれ変わる。忠臣蔵は皆、切腹しますが、それが新しい時代の始まりを意味していたわけですから」と解釈して臨んだ。

 「女性で大石内蔵助を演じたのは私だけでは。女性だから表現できる内蔵助像を考えました。つかみどころがないと言われる一方で芯に揺るぎない忠義を持っていた人物」。そして男役の集大成として「カッコ良さ、包容力、かわいさ、母性をくすぐる魅力、カリスマ性。ありとあらゆる男役の美学を込めて演じたつもりです」。昨日のことのように語ることができる。

 そんな背景を経ての今回。「宝塚発の『忠臣蔵』ですから。座ったままの朗読とは思わないでください。歌も、もちろんありますので」。従来の朗読劇の域を越えた、新しい世界が見られそうだ。(内野 小百美)

 〇…共演者も注目される。当時、浅野内匠頭の正室阿久里などを演じた紫とも(元雪組トップ娘役)、新人公演で内蔵助を演じた香寿たつき(元星組トップスター)を始め、渚あき、成瀬こうき、彩吹真央、立ともみ、小乙女幸、朱未知留、はやせ翔馬、寿つかさという芸達者な面々。登場人物が多い作品だけに、それぞれ複数の役を受け持つことになるという。兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール(3月28~30日)でも上演される。

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