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【神宮大会】来秋ドラフト上位候補の創価大・立石正広が2ラン含む全打席出塁で初の決勝進出に導く

スポーツ報知 / 2024年11月24日 18時45分

7回1死三塁、左越え2ラン本塁打を放ちナインに迎えられる創価大・立石正広(右=カメラ・岡野 将大)

◆第55回明治神宮野球大会第5日▽大学の部・準決勝 創価大12―8環太平洋大(24日・神宮)

 創価大(関東5連盟第1)が環太平洋大に打ち勝ち、大学初の全国大会決勝進出を決めた。来秋ドラフト上位候補の立石正広三塁手(3年=高川学園)が今大会2本目の本塁打を放つなど3安打と2四球で全打席出塁する活躍を見せた。

 2点リードの7回1死三塁、快音を響かせ、左翼席中段へアーチを描いた。「くるっと回って。なんで打てたって感じ。取りあえずうれしかったです」。立石は一塁を周り、応援席を指差し応えた。追撃モードの敵軍スタンドを一瞬で黙らせた。

 6回まで10―8。どちらに転んでもおかしくない乱打戦だった。勝利を大きく引き寄せるアーチに楽天・井上純スカウトも「音がやばい。レベルが違う」と驚いた。

 これで今大会は12打数8安打5打点の大活躍。多くのスカウトから高評価を受ける立石だが「自分でもびっくりするような成績。少しの油断で一気に落ちてしまう気がするので謙虚にいきたい」と控えめに語る。謙虚だからこそ、準備は怠らない。「1番は心の準備。いつ4年生が最後になるかわからない。1試合、1アウト含め雑にならないような準備が生きているんじゃないか」と心構えを明かした。

 いよいよ決勝を迎える。「これからここまで来ると2位で終わりたくない。日本一になって、歴代最強とか言われたらかっこいい。それを目指しています」と絶好調のスラッガーは前を見据えた。

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