【ソフトバンク】悩めるＦＡ甲斐拓也 巨人・阿部監督のラブコールも鷹党「残って」の声も「うれしい」

優勝パレードでファンに手を振る、（左から）有原航平、甲斐拓也、和田毅（カメラ・朝田　秀司）

　国内ＦＡ権を行使しているソフトバンクの甲斐拓也捕手が２４日、巨人・阿部監督のラブコールに感激した。２３日に同監督が「来てほしいよね。何で甲斐くんが欲しいかって、絶対的な司令塔が欲しいから」と話した記事を、この日の朝に読んだ。「司令塔という言葉を使っていただいたのは、キャッチャーとしてはうれしいことですよ」と笑顔で話した。以下はみずほペイペイで開催されたファンフェスティバル終了後、取材に応じた甲斐の主な一問一答。

　―阿部監督からラブコール。

　「きょう起きて記事を読みました。やっぱり素直にうれしく思います。捕手は重要なポジションだと思いますし、司令塔という言葉を使われて、ああいうふうに言っていただいたのは、キャッチャーとしてはうれしいことですよ」

　―阿部監督も捕手出身。うれしさもひとしお。

　「もちろん。司令塔というのはすごく重要ですし」

　―阿部監督は「直接、交渉の席について思いを伝えたい」と話している。直接交渉の予定は。

　「タイミングといろんなものがありますが、そう（自身も直接会談したいと）思っていますし、話は聞きたいなと思います」

　―巨人移籍と残留。決定の期限は。

　「できるだけ早く決められればいいんですけど、そんな、なかなかね。大事な決断になるので、簡単に決められることではないです。自分の中で決めた以上は、そこでしっかりやらないといけない。その決断というのはすぐ出るものじゃないし、いろんな話を聞きながら、しっかり決断したいなと思います」

　―ソフトバンク側と交渉は。

　「これからですね。そういったところも、これからになるかなと思います」

　―優勝パレードで沿道の鷹党から「残ってくれ」との声。

　「パレードでそう言っていただいた方が多くいた。選手としてはすごくうれしい言葉ですよね」