５回目の技能賞の若隆景「評価をしていただけたことはうれしい。今後も下からの攻めを磨いていきたい」

記念写真に納まる（左から）技能賞を受賞した若隆景、敢闘賞を受賞した隆の勝、殊勲賞を受賞した阿炎（代表撮影）

◆大相撲　▽九州場所千秋楽（２４日・福岡国際センター）

　東前頭２枚目・若隆景（荒汐）は約２年ぶり５回目の技能賞を獲得。「久しぶりの技能賞。評価をしていただけたことはうれしい。今後も下からの攻めを磨いていきたい」と喜びを語った。上位総当たりの番付で１０勝。「久々の上位で結果として２ケタ勝てて自信になった。まだ課題もあるので、来場所に向けて頑張りたい」と手応えを口にした。

　２３年春場所で右膝前十字じん帯損傷の大ケガを負い、一時は幕下まで番付を落とした。それでも７月の名古屋場所で再入幕を果たし、今場所は３場所連続での２ケタ白星挙げ、返り三役復帰へ大きく前進した。「復帰して相撲取れる楽しさ、土俵に上がれる喜びを感じながら、今後も相撲を取っていきたい」と、来場所以降も感謝を胸に土俵に上がる。