「減量がすごくきつかった」「一番自分のパフォーマンスが発揮できる」パリ五輪金・藤波朱理が階級上げて１３９連勝

藤波朱理

　レスリング女子５３キロ級のパリ五輪金メダル、藤波朱理（２１）＝日体大＝が２４日、都内で取材に応じ、階級を５７キロ級に上げて２０２８年ロサンゼルス五輪で２連覇を目指すことを明らかにした。この日は、パリ五輪以来の実戦となった東日本大学女子リーグ戦に５９キロ級で臨み、２勝を挙げ、中学時代の２０１７年から続く連勝を１３９に伸ばした。５３キロ級では１６４センチと高身長で、これまで「減量がすごくきつかった。筋肉も減量の過程で落ちてしまうことがあった」と説明。パリ五輪前から変更を考えていたという５７キロ級を「一番自分のパフォーマンスが発揮できる。一番動きやすい体重」と説明した。

　ロス五輪で金なら２階級制覇。藤波は「今まで階級を上げての連覇はいないと聞いているので、それほど難しいこと。でも挑戦しがいがある。さらに強い藤波朱理を見せられるように頑張りたい」。１２月の全日本選手権を欠場し、次戦は来年になる予定だ。