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MVPの台湾主将は岡山・共生高出身 日本語で「世界一、MVP。夢みたいで信じられない」

スポーツ報知 / 2024年11月25日 5時10分

5回1死一、二塁、右越えに3ランを放ち台湾ナインに迎えられる陳傑憲(24)(カメラ・竜田 卓)

◆ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 ファイナル▽決勝 日本0―4台湾(24日・東京ドーム)

 球場の所々から響く応援に後押しされ、台湾が主要国際大会で初の頂点に立った。5回先頭の林家正が右中間へ先制ソロ。さらに1死一、二塁となり、打順は絶好調の陳傑憲へ。アウェーと思えない歓声の中、フルカウントから戸郷の150キロを右翼席へ運んだ。「すごい投手だと知っていたけど負けたくなかった」。3安打を放ち、打率6割2分5厘でMVP。岡山・共生高出身の主将は日本語で「夢みたい」と感激した。

 戸郷と渡り合った先発の林昱ミンの働きも大きい。Dバックス傘下で将来を期待される21歳。23日のスーパーRの先発を予告されたが、決勝進出が決まり、急きょ変更された。罰金を払って“スライド”を認められた左腕が4回1安打無失点。23日に謝罪した曽豪駒監督は改めて「日本とすばらしい試合をしたかったから、こうなった」と説明し「歴史をつくった。私たちは、ずっと日本に近づくために頑張ろうと話していた。さらに努力し、もっと近づきたい」とかみしめた。

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