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バレー男子代表監督に内定したロラン・ティリ氏「国際大会やオリンピックでの経験も取り入れていきたい」

スポーツ報知 / 2024年11月25日 17時9分

ロラン・ティリ氏

 日本バレーボール協会は25日、都内で理事会を開き、男子日本代表の次期監督に、2021年東京五輪でフランス代表監督を務めチームを金メダルに導いたロラン・ティリ氏(現大阪B監督)の就任内定を承認した。フィリップ・ブラン前監督は2大会連続8強入りしたパリ五輪後に退任。ティリ氏は日本協会を通じてコメントを寄せ、「明るい未来が待っています。私たちならできると信じています。日本代表チームの力、強さ、経験、その価値観や資質を信頼し、私ならではの価値、国際大会やオリンピックでの経験も取り入れていきたいと思います」と決意を示した。12月2日に記者会見を行う予定。

 世界一を知る名将に、日本男子の夢を託す。ティリ氏は、選手時代に同国代表で88年ソウル、92年バルセロナ五輪に出場。引退後はフランスリーグで指導し、12年にフランス代表監督に就任。15年、17年にワールドリーグ優勝、東京大会では母国を金メダルに輝くなど、国際舞台で実績を残した。20年に日本のパナソニック(現大阪B)の監督に就任。東京五輪までの期間は一時的に2チームの監督を兼務し、昨年の全日本選手権で5大会ぶりの優勝に導き、今年10月に開幕した大同生命SVリーグでは第7節までの時点で10勝2敗(勝率0・83)で10チーム中、首位を走っている。

 ティリ氏のコメント全文は以下の通り。

 「とても光栄に思うとともに、日本バレーボール協会のプロジェクトと野望に大きな責任を感じています。すべての人にとって大きな挑戦であり、簡単なことではありませんが、優秀で経験豊富な選手、スタッフ、マネージャーたちのサポートがあれば、明るい未来が待っています。私たちならできると信じています。日本代表チームの力、強さ、経験、その価値観や資質を信頼し、私ならではの価値、国際大会やオリンピックでの経験も取り入れていきたいと思います。5年間にわたりヘッドコーチとして信頼とサポートをしてくれた大阪ブルテオンには心から感謝申し上げます。皆さま、本当にありがとうございます。新たな冒険の始まりが待ち遠しいです」

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