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木下稜介 逆転賞金王へ「ワンチャンスにかける」 左股関節痛で前戦途中棄権も懸命の調整

スポーツ報知 / 2024年11月25日 18時29分

練習日にラウンドする木下稜介(カメラ・今成 良輔)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 練習日(25日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 逆転賞金王の可能性を残す賞金ランク5位の木下稜介(ハートランド)がコースに姿を見せ、アウト9ホールを回った。前週のカシオワールドオープンは、第2ラウンド途中で左股関節痛のため棄権。「100%の状態ではない。やっぱりインパクトからフィニッシュまでの、ねじる動きが痛いので。ちょっとかばいながらの感じにはなっている」。万全とはほど遠いコンディションながら、懸命の調整を続けている。

 11日に「左股関節唇損傷」との診断を受けた。「安静にするしかないと言われた。あとは内視鏡手術。安静して痛みが治まるならいいけど、長引くようなら手術という感じ」。カシオワールドオープン後、再度病院へ足を運んだ。「軽い炎症があったけど、どうすることもできない。痛みの箇所が深いので、アイシングも届かないし、痛み止めも効かないし…」と悩みは深い。

 賞金ランクトップの平田憲聖との差は約2400万円。逆転キングへ優勝が最低条件だ。「もう最後なので、痛いとかも言っていられない。優勝すれば賞金王の可能性があるので、そこはやっぱり思いも強い。そこのワンチャンスにかけているので、今週は全力でやりきりたい」。強い気持ちで最終戦のティーグラウンドに立つ。

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