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【阪神】「20年に1回の優勝では全く物足りない」杉山健博オーナーが藤川球児監督へ「優勝癖」厳命 

スポーツ報知 / 2024年11月26日 5時0分

球団納会に参加する藤川球児監督(左)と杉山健博オーナー(カメラ・義村 治子)

 阪神・藤川球児監督(44)が25日、大阪市内のホテルで行われた球団納会で、杉山健博オーナー(66)に「優勝癖」を厳命された。今季限りでの退任が有力な総帥は壇上で「この半世紀を見ても20年に1回ぐらいの優勝では全く物足りない。2、3年に1回は優勝するチームになっていただきたい。優勝癖を植え付けることが大切」と強烈なハッパ。指揮官はスピーチで呼応した。

 「勝ちに行かないと勝てない。岡田彰布元監督に育てていただいた私としては、一発目(1年目)から勝負していきます。来年阪神タイガースを一番上に、いかせましょう」

 長いタテジマの歴史でリーグ優勝は10度(1リーグ時代の4度含む)。岡田前監督のもと頂点に立った昨年が18年ぶりだっただけに、杉山オーナーの思いに対し、強い決意をにじませた。

 申し分ないチーム力を預かっているという覚悟もある。2月の春季キャンプの合言葉として「凡事徹底」を連呼。事前の準備や当たり前のプレーの必要性を説き、若手には「争ってもらいたい」と競争激化を促した。すべては就任1年目から勝つため。「(杉山オーナーの発言は)当然です、当然、当然。普通のことを言ってるだけ。戦えるような選手たちを持ってますから」。球団創設90周年の節目を迎える来シーズンから、常勝V軍団を築く。(小松 真也)

 〇…国内FA権を行使し、宣言残留か巨人移籍かを熟考中の大山は球団納会を欠席した。関係者によると、23日のファン感謝デー参加後に欠席の意向を球団に伝えたといい、去就が注目を集める現状を考慮したとみられる。嶌村球団本部長は「見守ってあげるのが一番。残ってもらいたいというのは変わらず」と全力慰留を強調。同じくFA宣言した原口は姿を見せ「もうちょっと、しっかり考えたい」と説明。また、楽天を自由契約となった田中将に関して、同本部長は「どこかで頑張ってほしい」と獲得は見送る方針を明かした。

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