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【広島】矢野雅哉、今季ブレイクで3倍超の年俸5300万円で更改 念願Gグラブ賞の次は「盗塁王」

スポーツ報知 / 2024年11月26日 14時44分

契約更改後に会見した広島・矢野雅哉

 広島の矢野雅哉内野手が26日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3550万円アップの年俸5300万円(金額は推定)でサインした。開幕スタメン外から遊撃レギュラーをつかみ取った25歳は、今季1750万円から3倍超の大幅昇給を勝ち取った。

 今年の都市対抗野球決勝で2本塁打を含む4安打3打点で優勝に貢献した三菱重工East主将の兄・幸耶から入団時にもらったネクタイ、ネクタイピンとともに、鉄壁二遊間を組んだ“師匠”菊池から2日前にもらったというスーツ姿で契約更改に臨んだ。「本当にめちゃめちゃいい評価をしていただいた。『走攻守全ていい成績を残してくれた』『特に守備面で本当にチームを助けてくれた』と言っていただいた。苦しいときもあったんですけど、毎日が楽しく、自分らしい野球ができたなと思える一年でした」と、振り返った。

 入団時からの目標だったゴールデン・グラブ賞は、次点のヤクルト・長岡(67票)に大差の218票を集めて初受賞した。「何年も積み重ねることができれば、それが本物の守備職人」と連続受賞に意欲を示した上に、次なる目標として掲げたのが「盗塁王」だ。今季13盗塁は小園と並ぶチームトップで阪神・近本に6差のリーグ3位タイ。「より確実性を上げられたら、狙える位置にはいるかなと思った」。近本と盗塁企画数の差は2だけ。失敗10を減らすことができれば、十分に可能だ。

 課題だった打撃でも、9月以降は打率3割1分4厘をマークした。「来年も一緒。誰にもあげたくないという気持ち。(レギュラーを)守ると言うより、攻めの姿勢の方が自分自身もいいと思う」。再び横一線からスタートする覚悟で、遊撃レギュラーを不動のものとする。

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