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竜王戦第5局1日目は佐々木勇気八段が封じ手…藤井聡太竜王ややリードか

スポーツ報知 / 2024年11月27日 19時26分

和歌山市での竜王戦七番勝負第5局1日目を終え、立会人の桐山清澄九段(右)に封じ手を手渡す佐々木勇気八段(左)。後方は藤井聡太竜王(日本将棋連盟提供)

 藤井聡太竜王=名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖と七冠=に佐々木勇気八段が挑んでいる将棋・第37期竜王戦七番勝負第5局は27日、和歌山市の「和歌山城ホール」で2日制の1日目を終えた。午後6時過ぎに後手・佐々木が50手目を封じた。翌28日に指し継がれる。

 これまでの4局はすべて先手番が勝ち、4連覇を狙う藤井から見て〇●〇●の2勝2敗のタイスコアで迎えた紀州の戦い。実質的な三番勝負の形で、勝者がVに王手をかけるシリーズの重要な局面だ。

 序盤、後手・佐々木が雁木を選択し、午前は慎重に指す藤井の持ち時間を削ったが、佐々木も昼食休憩を挟んで1時間1分の長考。午後の42手目にも1時間18分を費やした。

 一方の藤井は封じ手の時間寸前で55分を使い、持ち時間は各8時間のうち、残りは藤井3時間59分、佐々木が5時間8分。時間的には佐々木の方に余裕があるが、盤上は自玉の周りを固めている藤井がややリードしているとみられる。佐々木は居玉のままだ。

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