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【チャンピオンズC】サンライズジパング伸び上々!武豊、G1で25度タッグもまだ勝利がない音無調教師と「一緒に勝てたらすごくうれしい」

スポーツ報知 / 2024年11月28日 6時0分

武豊騎乗で負荷をかけたサンライズジパング(左)

◆チャンピオンズC追い切り(27日・栗東トレセン)

 第25回チャンピオンズC・G1(12月1日、中京)の追い切りが27日、東西トレセンで行われた。

 戦闘態勢は整った。サンライズジパングは栗東・坂路でラキエータ(5歳3勝クラス)を1馬身半追走。楽な手応えの僚馬を目標に促しつつ、ジワッと差を詰めた。実際のレースのように徐々に加速し、最後は51秒4―12秒1と上々の伸びで並んでゴール。手綱を執った武豊は「ある程度しっかり負荷をかけても大丈夫と言われてましたし、動きもまずまず、この馬としてはいい動きだったと思います」と冷静に振り返った。

 昨秋から今夏まで、芝でもダートでも一線級相手に走ってきた。しかし、今秋からダートに専念すると成績が安定。立ち上げ時に打撲で脚が腫れていた前走、みやこSもねじ伏せるように差し切った。「これからはダートの馬にしようと思っています」と音無調教師。自ら手がけた19年クリソベリル以来の3歳馬Vへ、この日は験担ぎでクリソベリルのジャンパーを身にまとい、見守った。

 音無師は来春で定年引退。今まで武豊とJRAのG1に25度参戦しているが、まだ勝利がない。先週のジャパンCに続く勝利を狙う鞍上は「長年お世話になっている厩舎ですし、一緒にG1を勝てたらすごくうれしいなと思ってます」と言葉に力を込める。

 一方のトレーナーに気負いはない。「なるようにしかなりませんからね。あまりでかいことを考えても、しょうがないんで」と周囲を笑わせるほどの自然体。勢いあるレジェンドと、最後に大きな一勝をつかむ。(山本 武志)

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