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J1磐田 MF山田大記が今季限りで引退…30日のホーム最終戦のFC東京戦後にセレモニー

スポーツ報知 / 2024年11月28日 6時0分

今季限りでの引退を表明した磐田・山田

 J1ジュビロ磐田は26日、MF山田大記(35)が今季限りで引退すると発表した。藤枝東高、明大を経て11年に磐田入り。ドイツ・カールスルーエに移籍した14年夏から17年夏を除き、キャリアの全てをジュビロで過ごした。ピッチ内外でリーダーとしてチームをけん引してきた男が、14年のプロ生活にピリオドを打つ。30日のホーム最終戦(対FC東京)後に引退セレモニーが行われる。

 近年のジュビロを象徴する存在だった背番号10が、現役に別れを告げる。山田は26日、クラブを通じ「皆さんへの感謝の気持ちは、セレモニーにてお伝えさせていただきます。まずは残り2試合、魂を懸けて闘いたいと思います」とコメントした。

 明大から入団した1年目から背番号10を託された。すぐさま主力に定着し12年は31試合9得点、13年には30試合8得点で日本代表にも選出された。2年目には早くもゲーム主将を任されたように、真面目な性格でプレー、言動共に模範と言える存在だった。17年夏にドイツから復帰する際は「帰るならジュビロ一択」とクラブ愛を貫いた。

 ベテランとなっても技術はさび付かず、21年(J2)には自己最多の11ゴールを記録。今季は途中出場も多かったが23試合3得点を挙げ、横内昭展監督(56)も「大記はどんな状況でもどんなプレーをすればいいか理解している」と全幅の信頼を寄せていた。またクラブや競技の垣根を越え子供病院訪問などを行う「One Shizuoka Project」など地域貢献活動にも尽力。ピッチ外でもリーダーであり続けた。

 FC東京戦は現役最後のホームゲーム。「一緒に戦ってくれる人の思いを背負い、笑って終える試合にしたい」と話していた通り、白星で飾って残留に望みをつなぐつもりだ。

(武藤 瑞基)

 ◆山田 大記(やまだ・ひろき)1988年12月27日、浜松市生まれ。35歳。ジュビロ浜北ジュニアユース、藤枝東高、明大を経て11年に磐田入り。13年に日本代表デビューし、14年途中に独2部カールスルーエへ移籍。17年8月に磐田に復帰した。J1通算180試合29得点。J2通算122試合22得点。174センチ、67キロ。利き足は右。

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