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【船橋競馬・船橋記念(27日)】エンテレケイア4馬身差圧勝で重賞3勝目

スポーツ報知 / 2024年11月28日 10時30分

エンテレケイアは、電撃の1000メートル戦を4馬身差の圧勝で飾った

 第69回船橋記念・S3は27日、船橋競馬場でスプリンター14頭が1000メートルを争った。1番人気に推されたエンテレケイア(吉原寛)が主導権を奪い、直線で後続を突き放してスワーヴシャルルに4馬身差をつけて優勝。重賞3勝目を挙げ、南関東最強短距離馬の座を確かなものとした。今回が最後の重賞騎乗となる森泰斗は、ギガースに騎乗して直線で追い上げるも3着までだった。優勝馬にはゴールドC・S1(12月24日、浦和)への優先出走権が与えられた。

 エンテレケイアが圧倒的なスピードを見せつけ、真の超短距離王を証明した。

 好スタートを決めた大外枠のルクスディオンが先頭に立ちかけるも、内から一気にハナを取り切る。楽な手応えで4角から引き離しにかかると、直線は後続に影も踏ませず、4馬身差をつけゴールを駆け抜けた。

 この勝利で21か月連続重賞Vとなった吉原寛は「今日は馬体をすっきり見せ、絶対に動ける状態だなと思った。ハナを取り切ってからはいいリズムで走れていたし、直線を向いてから大丈夫だなという感じでした」とパートナーをたたえた。

 6歳にして重賞3勝と充実一途。次走はゴールドCへ向かう予定だが、小久保智調教師は「もっと上を目指していける馬だし、来年はJBCを最大目標に」と同じ舞台でのビッグタイトル奪取を目指す。

◆エンテレケイア 父アジアエクスプレス、母スターレット(父ブライアンズタイム)。浦和・小久保智厩舎所属の牡6歳。北海道浦河町・谷川牧場の生産。通算38戦9勝(うちJRA8戦1勝)。総獲得賞金は1億1557万円(うちJRA1370万円)。主な勝ち鞍は習志野きらっとスプリント・S2、アフター5スター賞・S3(24年)。馬主は小田吉男氏。

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