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河本力、8位発進「タッグは満点」復活Vの姉・結がキャディー「2人で脳みそ使った」

スポーツ報知 / 2024年11月28日 16時21分

11番、グリーンでキャディーを務める姉の結(左)とラインを読む河本力(カメラ・今西 淳)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(28日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)

 ツアー通算2勝の飛ばし屋・河本力(りき、大和証券)は、1イーグル、3バーディー、4ボギーの69で回り、1アンダーで首位と4打差の8位と上々のスタートを切った。プロの試合では初めてキャディーを務めた女子ツアー2勝の姉・結とともに力を合わせて風もある高速グリーンの難コースを戦い抜いた。力は「後半パーが続いて、苦しくて攻めのジャッジになりそうな時に(姉が攻めてしまう気持ちを)抑えてくれた。(クラブの番手間の距離の時に)『こっちのクラブの方がいい』と言ってくれたり、焦りがなくて落ち着いてやれた。(姉弟)タッグとしては満点だよね?」と笑顔で聞くと、結も「防げるミスは全部防いでできた。2人で脳みそ使ってやってきました。(満点に)そうだね」とうなずいた。

 ツアー開幕前に日程を見た段階で、結が「私がやったるよ」と声をかけ「お願いします」と力。19年に結の初優勝時に力がバッグを担いだが、力のプロの試合では初の姉弟タッグが決まった。

 「120%信頼し切っている」という姉の声かけに助けられた。2番から3連続ボギーをたたいたが、6番パー5では第1打でフェアウェーをとらえると、残り145ヤードから46度ウェッジで2オンし、左5メートルの上りにつけて「完璧」と自賛するイーグルで勢いに乗った。後半は普段なら「焦って攻めてしまう」場面だったが、11番の残り164ヤードの第2打。結の助言で8アイアンから9アイアンに持ち替え、冷静に攻めてパー。12番でバーディーを奪って再び流れを呼び寄せた。

 名物ホールの18番パー3の第1打で力は5アイアンを握ったが、結が気づく。17番の第2打とほぼ同じ距離で「難しいホールだけど、前のホールでだいたい同じ距離を打っているから逆にチャンスだよ。風もさっきより強いから奥は消せる」と伝えた。力は4アイアンに持ち替え想定通りグリーン手前に外すと、アプローチで寄せてピン手前約2メートルのパーパットは2人でラインを確認し、明日につながるパーを拾った。力は「4(アイアン)で抑えて打って、一番いいところに外した。5で打ってたら15ヤードとか手前で相当難しかった。4で打って良かった」と姉に感謝した。

 1番でスタート時には「河本選手のキャディーはお姉さんの結プロ」と紹介され、「結ちゃんガンバレ!」と声援も飛んだ。力は「今日のラウンドで『結ちゃんガンバレ」は100回ぐらい聞いたっすね。でも『リッキー(愛称)』は2、3回ぐらいかな」と少しすねていたが、心強い相棒への信頼は大きい。「(優勝は)めちゃくちゃしたい。そのためにお願いした」と2年ぶりVでメジャー初タイトルへ思いを込めた。姉も「力の背中を押しながら、少しでも上位に行って盛り上げられたら、最高かなと思います」と腕をまくった。

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