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逆転優勝へ望み残す町田 黒田剛監督が「右足のキックはすごいものを持っている」と賞するキーマンとは

スポーツ報知 / 2024年11月28日 16時42分

京都戦に向け取材に応じた町田・黒田剛監督

 J1町田の黒田剛監督が28日、ホーム最終戦となる京都戦(30日・Gスタ)に向けて取材に応じ、逆転優勝を目指す心構えについて説いた。残り2試合で首位神戸に勝ち点5差の3位と、次節神戸が柏に勝利すれば優勝の可能性は消滅する厳しい状況。「もちろん(優勝を)狙っているし、目指しているけど、そのことばかりを考えているわけではない。過度には期待しないように、ただ可能性がある以上はチャレンジしていく。気負いすぎず、プレッシャーを感じすぎることなく、自分たちのサッカーをすることが重要」と話した。

 J1初挑戦の今季、当初目標としてきた5位以内はすでに確定。「もちろん春から言ってきたことだし、最低目標ではあるけど、達成感をもってあと2試合に挑めることはすごくありがたい。ただここで満足はできない。まだ優勝の目もあるし、ACLの目もある。その可能性があるうちは、少しでも順位を上げ、プロとしてファンサポーターに応援される身として、目指していかなきゃならない」と続けた。

 逆転優勝には2連勝が必須。その鍵を握るのが、前節のFC東京戦で、直接CKから今夏の加入後初ゴールを決めたMF相馬勇紀だ。優勝への切り札として期待を背負って町田へとやってきたが、負傷に苦しんで本来の状態を取り戻すまでに時間を要した。しかし現在、相馬は「かなり戻ってきた、という感じです。体が思うように動くということが、自分みたいなタイプは(重要)。アジリティー、相手の逆を突く減速、そこが強みでもあって大事なので」と語る。

 そんな相馬を、前節はシャドーで起用した黒田監督は「右足のキックはすごいものを持っている。武器を持っている以上、どこでプレーされても相手は嫌だと思う。守備も含め、タフに長い時間プレーできるようになってきたのは、すごく計算できる。彼がピッチに長くいればいるほど、相手にとっては脅威の時間も増える」と評した。チャレンジャーとして挑む残り2試合。奇跡の逆転優勝を引き寄せるためには、まずは町田のサッカーで勝利をつかみ取るしかない。

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