41歳・高山勝成、日本人初“世界5団体制覇”へ「ベスト尽くす」 12・18IBO王座決定戦出場を発表
スポーツ報知 / 2024年11月28日 19時46分
◆プロボクシング▽IBO世界ミニマム級(47・6キロ以下)12回戦 高山勝成―カー・ル(12月18日、フィリピン・ゼネラルサントス)
石田ジムは28日、大阪・寝屋川市内の同ジムで会見し、元世界4団体ミニマム級王者・高山勝成(41)=石田=が、日本ボクシングコミッション非公認の団体、IBO(国際ボクシング機構)の世界戦に出場すると発表した。フィリピンで、無敗のカー・ル(Kha Lu、24)=オーストラリア=との王座決定戦。会見した高山は「この年齢でこのチャンスを頂けた」と感謝し、「必ず勝利するためにベストを尽くす」と意気込んだ。
IBOは1988年創設。米フロリダ州に本部を置く。世界主要4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)には含まれず、マイナー団体とされるが、過去にはスーパーライト級のマニー・パッキャオ(フィリピン)、ミドル級のゲンナジー・ゴルフキン(カザフスタン)、現王者ではヘビー級のアレクサンデル・ウシク(ウクライナ)ら名王者を輩出している。高山は勝てば、日本人初のIBO王者となる。
開催国のフィリピンは、2010~13年にかけて海外を転戦していた高山が拠点としていた国。「フィリピンとミニマム級にご縁を感じている」と感慨深げに語り、「この2週間が勝負。しっかりケガなく調整していく」。41歳ベテランは会見後の公開スパーリグでも軽快な動きを見せ、大一番へ備えた。
両選手とも右構え。プロ通算成績は高山が34勝(12KO)9敗1無効試合、ルが7勝(3KO)。
◆高山 勝成(たかやま・かつなり)1983年5月12日、大阪市生まれ。41歳。2000年10月、17歳でプロデビュー。01年、ライトフライ級で全日本新人王獲得。ミニマム級で4団体制覇を経て17年4月、アマ転向。東京五輪出場は逃し、20年3月、プロライセンス再取得。21年5月、米国でWBO世界ライトフライ級王座挑戦も敗れる。身長158センチ、右ボクサーファイター。
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