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5年連続で2軍本塁打王なのに…ソフトバンクの“ロマン砲”の弱点を小久保裕紀監督がピシャリ

スポーツ報知 / 2024年12月2日 5時0分

ソフトバンク・小久保裕紀監督

 ソフトバンク・小久保裕紀監督(53)が1日、出場機会に飢えて契約を保留中のリチャード内野手(25)を諭した。故郷の和歌山市内で開催された「第20回小久保裕紀学童野球大会」に出席。「やることをやってから。課題ははっきりしている」と、悩める“ロマン砲”に道筋を示した。

 リチャードは先月22日の契約更改交渉の席上、球団に思いを訴えた。5年連続ウエスタン・リーグの本塁打王になったが、1軍では15試合、33打席で打率2割2分6厘、0本塁打。一塁・山川、三塁・栗原と不動のレギュラーが君臨する中、「ホークスで頑張るのが一番なんですけど、誰かのけが待ちというのも嫌」と複雑な心境を口にしていた。

 指揮官は「気持ちは分かる」としながら「ウィークポイントは真っすぐを打てないこと。(2軍は1軍より)平均球速が3、4キロ遅い」と指摘。「『iPitch(アイピッチ)を使った練習に取り組んでますか』と言えば取り組んでない」と、投手の球質が再現できる最新マシンでの打ち込み不足と説明した。

 最新機器がそろう環境は球界随一。「それを使ってのし上がるやつは誰か。貪欲に取り組んでほしい」と、リチャードに限らず、分厚いレギュラー層をぶち破る若手の出現を期待した。(島尾 浩一郎)

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